軍艦や軍用機のマニュアルを電子化した際の保存性や管理性の観点から、タグで囲まれたマークアップ形式のデータフォーマットとしてSGMLが軍用目的として誕生したのが1986年。
SGMLのサブセットとして簡略化されたデータフォーマットとしてXMLが誕生したのが1998年。そして、マイクロソフト社がOffice2007からXMLに全面変更したのを境に、XMLはマイナーなデータフォーマットから一躍メジャーなデータフォーマットとして、爆発的に普及をしました。
Office2007では、保存形式がXMLベースのデータフォーマットであるOOXML(Office Open XML)に変更されただけではなく、OpenOfficeや、それらをベースとしたソフトウェア製品で扱われる文書データも、XMLベースのデータフォーマットであるODF(OpenDocument Format)で提供されており、文書データのフォーマットとしてXMLはデファクトスタンダードとなりました。
また、マシンスペックの向上や低価格化に伴い、「データサイズが大きい」「データ処理が複雑でありレスポンスに問題がある」といったXMLの問題点が払拭されてきており、「タグを用いてデータの意味を記述できる」「階層構造をもったデータを一つのデータのなかで表現できる」「構造変更をアプリケーション層のみで吸収できる」といったXMLを使うことのメリットをリスクを伴わずに利用可能となってきております。
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